京都市伏見区の名門アニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオを襲った放火による大火災。鉄筋コンクリート造りの3階建てスタジオはほぼ全焼。当時スタジオにいた従業員74人のうち33人の死亡が確認され、17人が重症を負い入院した。
放火したとみられる青葉真司容疑者(41)は、近隣住民からの通報を受けて現場に急行した京都府警によって確保された。確保の瞬間を目撃した女性によると「男は赤いTシャツにジーパン姿で、火傷で足の皮がめくれていた。警察の『なぜ(放火)したのか! どこから入った!』という詰問に対して、怒ったように声を荒げて『ガソリンを撒いて火をつけた』『パクられた!』と叫んでいました」。
事件前、現場の近隣で青葉容疑者に似た人物がたびたび目撃されていた。近所に住む女子中学生が語る。
「赤いTシャツを着た男を公園で何度か見かけました。事件前日の17日13~14時頃と、当日18日の朝8時頃です。一昨日はデニムの短パン、昨日は長ズボンを履いて、公園のベンチに脚を曲げて寝ていました。平日で人が少なく、目立っていた。普段公園で休憩しているのはおじいちゃんが多いし、このあたりであんな人は見たことがないので気持ち悪かった」
捜査関係者によると「青葉容疑者は、所持していた免許証からさいたま市在住の無職41歳だと判明。これまで埼玉県や茨城県で、職も家も転々としてきた」という。
「埼玉県内の中学校を卒業後、同県内の高校の夜間部に通いながら、県の非常勤職員として勤務していました。その後は人材派遣会社に登録をしたり、茨城県内の郵便局に勤務したりしていた記録が残っている」(同前)
郵便局での勤務を始めたのは2009年。その3年後、青葉容疑者はある事件を起こす。
2019-07-19 08:32:00Z
https://bunshun.jp/articles/-/12927
No comments:
Post a Comment