菅義偉(すがよしひで)官房長官は24日の記者会見で、ジュネーブで始まった世界貿易機関(WTO)の一般理事会で、日本による韓国向け半導体材料の輸出管理厳格化が議論されることについて「(韓国側による)WTO違反との指摘は全く当たらない。一般理事会では日本の立場についてしっかり説明したい」と述べた。
菅氏は今回の措置について「WTOで認められている安全保障のための輸出管理制度の適切な運用に必要な見直しだ」と重ねて説明。「自由貿易の原則やG20(20カ国・地域)首脳宣言に反するものでもない」と強調した。
一方、貿易上の優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する日本政府の方針に対し、韓国政府が実施しないよう求める意見書を提出したことについて、菅氏は「意見の提出があったことは事実で、経済産業省で内容をよく精査したい」と話した。除外方針については「実効的な輸出管理を行う観点から、適切な措置だと考えている」と語った。
2019-07-24 08:26:00Z
https://www.sankei.com/economy/news/190724/ecn1907240016-n1.html
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