【ソウル=恩地洋介】韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相は17日の会議で、日本の対韓輸出規制の強化に対応するための総合対策を準備中で、近く発表する予定だと明らかにした。半導体材料の日本依存度を下げ、産業競争力を確保する狙いだとしている。洪氏は日本の措置を「世界経済の成長を制約する」と批判し、撤回のうえ協議に応じるよう重ねて要求した。
洪氏は総合対策の詳細には触れなかったが、企業支援のための補正予算案の計上や、規制緩和措置が軸になるとみられる。韓国政府内では、半導体の材料や製造装置の国産化支援に毎年1兆ウォン(約920億円)を充てる案などが浮上しているが、短期間で技術格差を埋める効果を生むのは難しいとの見方が強い。
2019-07-17 04:24:00Z
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47423220X10C19A7FF8000/
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