16日午前11時10分ごろ、名古屋市中区新栄1の西白山町バス停付近のマンション建設現場で、作業員から「クレーンが折れ、男性が巻き込まれた」と119番があった。男性は高さ約18メートルのクレーンの台座の上で、折れたクレーンのアーム部分に頭などを挟まれ、約4時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
中署によると、男性は同市中川区横井、作業員木村成浩さん(28)。木村さんはリモコンでクレーンを操作し、前日の台風対策でクレーンを固定していたワイヤを外す作業をしていたとみられる。リモコン操作を誤った可能性があるとみられる。
市消防局によると、高所のため救出は難航し、折れ曲がったアーム部分を別のクレーンで持ち上げながら、約3時間半後に木村さんを台座から下ろした。
近くのマンションに住む男性会社員(42)は自室で「ガシャ」という大きな金属音を聞いた。「交通事故の音かと思って外を見たが違った。消防車や救急車が集まってきたので、外に出たら、クレーンが折れていてびっくりした」と話した。 現場は名古屋市営地下鉄新栄町駅から南に約500メートルで、周囲にマンションが立ち並ぶ。
(中日新聞)
2019-08-16 12:29:00Z
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019081690175347.html
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