2020年02月09日17時24分
【バンコク時事】タイ東北部ナコンラチャシマ県で陸軍兵士の男が銃を乱射した事件で、軍と警察は9日午前、ショッピングモールに立てこもっていた男を射殺した。男は路上やモールで発砲を繰り返し、プラユット首相は26人が死亡、57人が重軽傷を負ったことを明らかにした。
兵士が乱射、20人超死亡 ショッピングモールに立てこもり―タイ
ジャカパン・トマ容疑者(31)は8日午後、上官を殺害後、陸軍施設で武器を奪い、車でショッピングモールに向かいながら通行人らを無差別に銃撃。犯行の模様をフェイスブックに投稿した。上官との間で土地取引をめぐる金銭トラブルを抱えていたという。
治安部隊はモールを包囲し、8日深夜に突入を開始。客や店員を救出する一方、男の行方を追い、数度にわたる銃撃戦の末、殺害した。モール内のジムを訪問中に事件に遭遇した女性は救出後、地元テレビに「トイレにかがんで隠れていた。逃げられるか分からず、怖かった」と振り返った。
2020-02-09 08:24:00Z
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