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Saturday, May 29, 2021

長男は両手足を突き刺され、次女は化学物質でやけど…岡庭容疑者を再逮捕 - 読売新聞

 茨城県境町若林の住宅で2019年9月、会社員小林光則さん(当時48歳)と妻の美和さん(当時50歳)ら家族4人が殺傷された事件で、夫婦が殺害された直後、子供2人も襲われたとみられることがわかった。県警は29日、岡庭由征よしゆき容疑者(26)(埼玉県三郷市)を、長男(14)に対する殺人未遂と次女(13)に対する傷害の疑いで再逮捕した。

 県警は今月7日、夫婦を殺害した疑いで岡庭容疑者を逮捕していた。関係者の聴取や事件現場の鑑識、押収品の鑑定・解析を進め、岡庭容疑者が子供2人の襲撃にも関与した疑いが強まったと判断した。殺害と襲撃は、「連続的な流れ」だったとみている。

 発表によると、長男は両足と両腕を刃物で突き刺され、1か月の入院が必要な重傷を負った。次女は両手に催涙スプレーを浴びせられ、1週間のけが。皮膚には、やけどしたような症状があった。化学物質でただれたとみられる。

 岡庭容疑者の自宅と事件現場までは直線で約30キロ。県警は、岡庭容疑者に小林さん一家との面識はなかったとみている。長男と次女は襲ってきた相手について、「黒っぽい服装で、黒っぽい帽子やマスクを着用していた」「体格は中肉だった」などと県警に説明していたという。

 岡庭容疑者は普段、自転車で外出していた。県警は、小林さん宅まで自転車で行き来した可能性もあるとみている。岡庭容疑者の自宅からは、スポーツタイプの自転車を押収している。

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