静岡県は31日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中だった成人1人を含む3人の死亡を発表した。この成人は県が委託した団体による電話に応答がなかったが、保健所は団体の連絡に気づかなかったという。
県によると、自宅療養中に死亡したのは高齢ではない成人。8月下旬に陽性が判明した時は軽症で、入院の対象にならなかった。基礎疾患があったため、保健所は宿泊施設での療養を勧めたが、本人が自宅療養を希望したという。
県の委託団体が28、29日に電話連絡した際に本人から応答がなく、28日には保健所にメールで伝えた。しかし保健所側が気づかず、30日に死亡が確認された。2日間連絡が取れない場合、保健所は自宅を見に行くことになっているが、団体は2日目の29日は保健所に連絡をしていなかった。
県の担当者は31日の記者会見で対応を謝罪し、「保健所への連絡はメールだけでなく電話もし、保健所からも連絡することを徹底する」と話した。
また、県と静岡、浜松両市はこの日、475人の感染を発表した。累計は県外での確認を除いて、延べ2万2512例、死者は計173人となった。
富士市内の児童クラブではこれまでに職員と児童計10人の感染が判明し、クラスター(感染集団)と認定した。おやつを食べる際、黙って食べる「黙食」が徹底されなかったという。
からの記事と詳細 ( 自宅療養中に電話連絡で応答なく、保健所もメール気づかず…基礎疾患ある1人死亡 - 読売新聞 )
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