(映像はnews every. 2021年9月28日放送より)
2021年7月、熱海市伊豆山地区で26人の命を奪った土石流。違法な造成による盛り土が被害を拡大したと指摘されているが、盛り土を作った会社は経緯の説明をしていない。日本テレビは盛り土を作った会社の元社長の男性を直撃取材。会社の実態とは。
記者に向かって車を急発進 あわや事故に
21年9月下旬、畑と林が広がり、緑がまぶしい神奈川県小田原市の丘陵地帯。もう10月も間近だというのに、容赦なく照りつける日差しが厳しい。 顎の先から滴り落ちる汗をそのままに、私とカメラマンが息を殺して見つめる先には1台の車があった。この2か月半、追い続けてきた男性が乗るシルバーの乗用車だ。 「日本テレビです。伊豆山の盛り土について違法性の認識はあったんですか?」「伊豆山の盛り土についてお答えください」という記者の問いかけを無視して車の後部座席に乗り込む高齢の男性。 すると、公道からその様子を見ていた私とカメラマンに向かって、車はけたたましくクラクションを鳴らしながら急発進したのだ。 「やばい、車にはねられる」突然向かってきた車を前に、思わず足がすくむ。とっさに車を避けると車が少し減速した。すかさず車の横にカメラマンと素早く回り込み、男性に向かって質問を投げかける。 しかし、男性は毛布を頭からかぶり黙ったまま何も答えず、車はそのまま走り去った。
“盛り土”の真相を知るのは誰か
私たちが取材をしていたのは小田原市にある不動産管理会社の元社長の男性だ。私たちがこの男性を取材した理由は半年ほど前にさかのぼる。
21年7月3日、静岡県熱海市伊豆山地区で、26人の命を奪った大規模な土石流が発生した。土石流が発生した最上部には、宅地造成など大規模な盛り土があり、そのほとんどが崩落したというのだ。 なぜここまで甚大な災害となったのか。この盛り土にその理由があったとされている。静岡県によると、届け出の3倍の量の土が盛られていたほか、その工事もずさんだったというのだ。 この盛り土を手がけたのが、小田原市にある不動産管理会社(清算済み)。この会社が2006年に土地を購入。07年に盛り土の工事を熱海市に申請していた。 どうして盛り土が行われ、なぜずさんな工事が行われたのか。私たちは、当時を知る関係者を取材した。
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