神奈川県内で5日、新型コロナウイルスに感染した50代〜90代の男女5人の死亡と、新たに9097人の感染が明らかになった。重複計上だった2人が取り消されて9030人になった4日に続き、2日連続で過去最多となった。
横浜市は50〜90代の男女3人の死亡を発表。50代男性は1月23日、心肺停止状態で市内の病院へ搬送された際に感染が判明し、入院したが2月2日に死亡した。90代女性と70代男性はそれぞれクラスター（感染者集団）が起きていた介護老人保健施設と横浜じんせい病院（港南区）に入所、入院中に陽性が判明した。新規感染は4323人。クラスターは新たに8件を認定し、横浜南共済病院（金沢区）は計21人になった。
川崎市は宮前区の80代男性の死亡を発表した。市内の病院に入院していて2日に発熱し、4日に肺炎で亡くなった。高血圧があり、ワクチンは2回接種していたという。
新規感染は2053人。市中部の病院で職員4人と患者26人、川崎区のデイサービス施設で職員2人と利用者12人、市内の大学運動部寮で学生9人が陽性となり、各計30人、14人、9人のクラスターと認定した。麻生区の特別養護老人ホームと市内の幼稚園でも計7人、5人のクラスターを認定した。
クラスターが起きた高津区の高齢者施設で入居者1人、川崎区のデイサービス施設で利用者4人、中原区の特別養護老人ホームで入居者1人、川崎区の有料老人ホームで入居者2人の陽性も判明し、感染者は計54人、13人、12人、11人となった。市こども未来局は市内保育施設28カ所の休園を発表した。
横須賀市は市内の70代女性の死亡を発表。2日に発熱などがあり陽性と判明して入院したが、3日に亡くなった。基礎疾患とワクチンの接種状況は不明。新規感染は390人。未就学児の教育保育施設で計5人のクラスターを認定した。
県は1277人の感染を発表。うち8人は厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の入所者らで、同施設など3件のクラスターを認定した。
相模原市は754人の感染を発表。南区の通所介護事業所、訪問介護ステーション、中央区の障害福祉サービス事業所で各計10人、7人、6人のクラスターを認定した。
藤沢市は300人の感染を発表。クラスターは障害者福祉施設で計5人を認定し、幼稚園と認可保育所は計14人、13人となった。
重複計上だったとして取り消された2人は、4日に県が発表した平塚市の10代男性と20代男性。
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