京アニ事件３年、第１スタジオ跡地で追悼式…ユーチューブでは追悼動画配信 - 読売新聞オンライン

　３６人が犠牲になった２０１９年の京都アニメーション放火殺人事件から３年となった１８日、現場となった京都市伏見区の第１スタジオ跡地では、発生時刻の午前１０時３０分頃に合わせ、追悼式が行われている。

　八田英明社長や遺族らが参列し、同僚や家族の 冥福（めいふく） を祈った。京アニは新型コロナウイルス感染防止のため、ファンらに現場への訪問を控えるよう呼びかけた。

　ユーチューブの公式チャンネルでは追悼動画が配信され、匿名で遺族らのコメントが紹介された。

　動画で、ある遺族は「ふとしたときに、あなたのことだけで心がいっぱいになり『会いたい！　抱きしめたい！』と涙が 溢（あふ） れてきます」と悲しみをつづった。

　事件は１９年７月１８日に発生。第１スタジオにガソリンをまいて放火し、３６人を死亡させ、３２人に重軽傷を負わせたとして、京都地検は２０年１２月、無職青葉真司被告（４４）を殺人など五つの罪で起訴した。公判が始まる見通しは立っていない。

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