東京・秋葉原で2008年、7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた加藤智大死刑囚(39)の死刑が執行されたことが26日、関係者への取材で分かった。
確定判決によると、加藤死刑囚は08年6月8日、休日で歩行者天国だった秋葉原の交差点にトラックで突入。通行人をはねた後、トラックを降りて通行人をダガーナイフで次々と刺し、計7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた。
裁判で加藤死刑囚は起訴内容を認める一方、「犯行時は心神喪失か心神耗弱だった可能性がある」として刑事責任能力を争った。1審の審理期間は1年以上に及んだが、11年3月の東京地裁判決は「精神障害はなく、刑事責任能力に欠けるところはない」として、死刑を言い渡した。二審・東京高裁、最高裁もこれを支持し、15年2月に死刑判決が確定した。
事件が社会に与えた影響は大きく、事件後に秋葉原の歩行者天国は約2年半中止されたほか、模倣したとされる無差別殺傷事件も起きた。
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