次期衆院選に向け、日本維新の会が公明党の現職がいる関西6小選挙区での候補擁立へ早速動き始めた。26日には大阪の選挙区で候補者を選ぶ予備選の実施を表明。一方の公明は、強固な組織力から「常勝関西」と呼ばれる地盤を維持するため全面対決の構えだ。
「日本には自公に対抗できるまともな野党が必要。そのために公明党とも正面からぶつかっていくことが重要だ」。維新の吉村洋文共同代表（大阪府知事）は26日、公明現職がいる大阪、兵庫の6小選挙区に独自候補を立てる意義をこう強調した。
維新は春の統一地方選で、各地で議席を伸ばすとともに府議会、大阪市議会では過半数を獲得。これまで大阪都構想の実現に向け、公明への配慮から大阪3、5、6、16区と、兵庫2、8区の計6小選挙区での候補擁立は見送ってきたが、両議会で過半数を得たことでその必要もなくなった。次期衆院選での「野党第1党」の奪取を見据え、公明との協力関係から「決別」した形だ。
吉村氏は同日、大阪の4小選…
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