台風13号に伴う大雨で、福島、茨城、千葉県では床上・床下浸水が少なくとも1500棟に上った。浸水で電源を失った役場庁舎は停電に見舞われた。福島、茨城ではそれぞれ1人の死亡が確認された。
茨城県では、避難情報で最も危険度が高い「緊急安全確保」(警戒レベル5)が北茨城市と高萩市に出され、少なくとも11市町村で約140棟が床上・床下浸水した。
日立市では県道ののり面などの崩壊が相次ぎ、周辺事業所のトラックが巻き込まれた。市庁舎も付近の川が氾濫し、電源機器が水没して庁内は停電が続いた。
北茨城市では9日朝、行方不明だった20歳代男性が見つかり、死亡が確認された。男性の車が前夜、冠水した田んぼで見つかり、県警が付近を捜索していた。
「緊急安全確保」が出た福島県いわき市では9日午前6時過ぎ、側溝で倒れていた60歳代男性が見つかり、死亡が確認された。10河川が越水し、少なくとも1180棟が床上・床下浸水した。自宅が床上浸水した会社員男性(53)は「畳やソファが泥だらけ。片付けが大変だ」と肩を落とした。
千葉県では中学生など4人が軽傷を負った。床上浸水は95棟、床下浸水も118棟確認された。
このほか、8日午後から9日朝にかけて、茨城県の日立市と常陸太田市、千葉県大多喜町でそれぞれ1人が亡くなっており、各県警が大雨との関連を調べている。
からの記事と詳細 ( 大雨でのり面が崩落、複数のトラックが巻き込まれる…日立市役所は電源機器が水没して停電 - 読売新聞オンライン )
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