志摩市大王町波切の波切漁港で、小魚の死骸が大量に浮いているのが見つかった。一部は腐敗して悪臭を放っており、地元漁業者と市が回収作業を進めている。
市水産課によると、浮いていた小魚は体長20センチほどのカタボシイワシ。ブリなど大型の魚に追われて漁港内に迷い込んだとみられ、12日から死骸が目立ち始めたという。海水から有害なプランクトンは検出されておらず、小魚は酸欠で死んだとみられる。
地元漁業者が船から網ですくったり、業者がショベルカーでかき上げたりして、14日までに約85トンを回収した。港内の一部はまだ死骸に覆われており、15日以降も作業を続ける。
地元漁業者の一人は「これほど大量の魚が浮いているのは初めて見た。漁港の沖にイワシの群れがいるので、小魚はこれからも港内に入って来て死ぬのではないか」と心配していた。
カタボシイワシは南方系の魚で、国内では九州沿岸などに生息しているが、志摩市近海でも昨年から急激に水揚げが増えたという。県水産研究所は「温暖化による海水温の上昇で、大量に北上している可能性がある」とみている。
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