キム・ヨジョン氏が日本との関係をめぐって異例の談話を発表したことについて、韓国の専門家からは、北朝鮮としては、「第一の敵対国」と位置づける韓国が、14日にみずからの友好国である中米のキューバと電撃的に外交関係を樹立したことに対抗するねらいがあるとする見方も出ています。
キム総書記は去年12月に行った演説で「アメリカの覇権戦略に反旗を翻す国々との関係を発展させ、反帝国主義の共同運動を繰り広げる」と述べ、友好国との関係強化を指示していただけに、韓国統一省は、キューバの外交姿勢の変化に「北は相当な衝撃を受けたとみている」と指摘しています。
一方、韓国の通信社、連合ニュースは、キム・ヨジョン氏の名前で談話が出されたことについて、「キム総書記の家族が前面に立つことで、内容に重みを加えた」と伝えていて、関係国は北朝鮮側の意図を慎重に分析しているとみられます。
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