今回の台湾付近を震源とする大地震について、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授らの研究グループは、USGS=アメリカの地質調査所の震源断層のデータをもとに、津波がどのように伝わったかシミュレーションを行いました。
その結果、地震の直後に津波が発生し、沖縄県の与那国島におよそ15分で到達したとみられることがわかりました。
また
▽石垣島にはおよそ30分で
▽宮古島にはおよそ40分で
▽那覇市にはおよそ1時間で
津波が到達したということです。
今回の地震で、気象庁は沖縄県に3メートルの津波が予想されるとして津波警報を出しましたが、観測されたのは最大で30センチでした。
これについては、地震が海と陸の両側にまたがったため、津波を引き起こす海側の地震のエネルギーは一部にとどまり、マグニチュード7.7という規模にもかかわらず、津波が小さくなったとしています。
今回の解析結果について今村教授は「津波は沖縄県に非常に速いスピードで到達したことがわかる。沖縄では、海岸で過ごす人が多いため、観光客の避難誘導など今回の対応を検証していく必要がある」と話しています。
からの記事と詳細 ( 台湾の大地震 与那国島への津波到達は約15分後か 専門家が解析 | NHK - nhk.or.jp )
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