任期満了に伴う東京都港区長選は2日投開票され、無所属で元港区議の清家愛氏(49)が初当選を果たした。6選を目指した現職の武井雅昭氏(71)=自民、公明推薦=ら2人を破った。同区で女性区長が誕生するのは初めて。投票率は30・62%(前回は30・04%)だった。
選挙戦では、5期20年にわたる武井氏の区政運営への評価や多選の是非、高層住宅が多い港区特有の事情を踏まえた災害対策などが争点となった。
清家氏は新聞記者を経て2011年から区議を務めた。区議の任期中は、保育園の待機児童解消に尽力した。清家氏は「長期政権で組織が硬直化している」と多選を批判し、区長の任期を3期12年までとする「多選自粛条例」の制定が必要だと訴えた。
武井氏は、5期20年で培った地元の企業や団体との関係を生かし、組織戦を展開した。告示日に開いた出陣式には自民、公明の港区議をはじめ、区医師会会長や区商店街連合会副会長らが応援に駆けつけたが、多選への批判などが大きかったとみられる。【長屋美乃里】
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