2021年01月01日11時07分
新春の風物詩である百貨店の初売りが1日から始まった。例年は大勢の客でにぎわいをみせるが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、各社とも「密」を回避。人気の福袋はインターネット販売や発売時期の前倒しなど混雑対策に余念がない。
毎年元日に初売りを行っている西武池袋本店(東京都豊島区)では今年、婦人服の福袋の大半をオンラインで発売。高級スイーツなど食品の福袋は通常の売り場以外に催事場も活用した。チョコレートの福袋を手にした50代女性は「ネット販売により、去年より混雑は緩和されていると思う」と語った。
大丸東京店(東京都千代田区)では昨年12月中旬から福袋の店頭販売を始めた。三越伊勢丹ホールディングス各店の初売りは1月2日からだが、福袋はオンライン販売に力を入れ、高島屋は三が日の店頭販売を見送る。
新型コロナの感染再拡大で、百貨店では再び客足が遠のき始めている。各社は冬のセールも同時に開催し、販売をてこ入れする構えだ。
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