ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻がまもなく7日目に入る。
ロシア軍は都市部への攻撃を強め、首都キエフではテレビ塔が攻撃されるなど、市民の犠牲者が増えている。
画面左からミサイルのようなものが鉄塔に命中し、炎と黒煙が上がった。
これは1日、キエフのテレビ塔をとらえた映像で、ウクライナ当局によると、ロシア軍によるこの攻撃で5人が死亡した。
ロシア軍は、第2の都市ハリコフでも激しい砲撃を加え、州政府庁舎などをミサイルで攻撃した。
ウクライナ当局によると、ハリコフへの攻撃で少なくとも10人が死亡、35人が負傷し、住宅地も攻撃されたことなどから、市民の犠牲者がさらに増えるおそれがある。
ロシアの攻撃について、アメリカの国防総省の高官は1日、国境近くにいたロシア軍の80%以上がウクライナに投入され、これまでに400発のミサイルが使われたとの見方を示した。
また、焦点のキエフ侵攻について、国防総省がアメリカ政府関係者に行った説明では、「5日以内にキエフが陥落する可能性が高い」と厳しい分析を示していることがわかった。
プーチン大統領についても、経済制裁などによるダメージは、現時点では限定的とした見方を示したという。
ロシアに対して、国際社会で抗議の動きが広まっている。
スイス・ジュネーブで開かれた国連の会議で、ロシアのラブロフ外相による演説の録画が流れると、多くの代表が退席し、会場がほぼ空席になる一幕があった。
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