高病原性鳥インフル出水市で過去最多の４７万羽殺処分へ 初の自衛隊派遣要請で調整 鹿児島県[11/26 20:15]
鹿児島県出水市の養鶏場で、県内今シーズン３例目となる高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われる事例が確認されました。
この養鶏場で飼育しているニワトリは４７万羽で、昨シーズン全体を上回る過去最多の殺処分となる見込みで、県は殺処分で初の自衛隊に派遣要請する方針で調整を進めています。
（塩田知事）「今回は羽数が非常に多い。自衛隊の派遣要請に向け、調整を始めている」
県内で新たに高病原性鳥インフルエンザの疑いが確認されたのは、出水市野田町でニワトリおよそ４７万羽を飼育している採卵用の養鶏場です。
県によりますと２６日午前９時、系列の農協からニワトリがまとまって死んでいるとの通報があり、簡易検査をしたところ、検査した１３羽すべてでＡ型インフルエンザの陽性を確認しました。
県は養鶏場から半径３キロ圏内の２８農場にニワトリや卵の農場外への移動禁止、３キロから１０キロ圏内の５９農場に区域外への搬出禁止を要請しました。
遺伝子検査で感染が確定すればこれまでシーズン全体で１５万６０００羽が殺処分された昨シーズンを大きく上回る過去最多の４７万羽が殺処分となる見込みで、県は殺処分として初の自衛隊に派遣要請する方針で調整を進めています。
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