福岡市の私立中学校の職員が公立高校の入学願書を期限内に提出せず、生徒3人が入試を受けられなかった問題で、高校側が3人を対象に受験の機会を設けたことが分かりました。
2月、福岡市東区の博多女子中学校の職員が古賀市にある公立高校、古賀竟成館高校の入学願書の提出期限を勘違いし、期限の2時間後に持参したため生徒3人が入試を受けることができませんでした。
この問題をめぐっては高校を管轄する組合が当初、例外は認められないとして願書を受理しませんでしたが、その後、3月中旬に3人を対象に受験の機会を設けていたことがわかりました。
組合によりますと事故や病気などやむを得ない事情で受験ができなかった生徒に対する救済措置、「追選抜」の規定を準用したということで、日程や3人が受験したかどうかなどは明らかにしていません。
NHKの取材に対して組合の事務局長は「生徒に落ち度はないので、何か対応ができないか組合の教育委員会で検討し、今回の措置を決めた」と話しています。
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