札幌市を中心とした記録的な大雪について、気象台は、北西の風が相次いで吹き、石狩湾の上空で発達した雪雲が札幌市周辺に大量に流れ込んだためだと指摘しています。
札幌市では6日、午後2時までの24時間に降った雪の量が60センチと、平成2年に統計を取り始めてから最も多くなりました。
気象衛星「ひまわり」が撮影した6日午前9時の画像からは、石狩湾から札幌市に向けて発達した雪雲が流れ込んでいる様子が分かります。
気象台は、大雪となった理由について、気圧配置の影響で北西の風が吹きやすく、石狩湾の上空で発達した雪雲が札幌市に大量に流れ込んだためだと指摘しています。
石狩湾の上空には、▽平年より4度から5度ほど低い強い寒気が流れ込んで雪雲が発達したうえに、▽積丹半島方面からの西風と、石狩北部沿岸からの北風、内陸部からの東風がそれぞれ石狩湾に吹き付けたことで雪雲が集まり、それらが北西の風で札幌市周辺に向かって流れたということです。
また、24時間の間に2度にわたり北西の風が吹いて、5日夜と6日午前に相次いで雪が強まったことも理由に挙げられるということです。
札幌管区気象台の佐藤雅之予報官は「札幌市に雪雲が向かいやすい北西の風が吹いたことが記録的大雪の大きな原因で、こうした条件が重なれば再び大雪になることもありうる」と話しています。
からの記事と詳細 ( 札幌市周辺 なぜ記録的大雪に?|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/exSN7d3
No comments:
Post a Comment