9月7日(火)6時現在、フィリピンの東で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しています。 このあとは発達しながら太平洋高気圧の縁に沿うようにして北西に進み、暴風域を伴って台湾や沖縄方面に向かう予想です。また、その先で転向して本州方面に向かうおそれもあるため、今後の情報に注意してください。 ▼熱帯低気圧 9月7日(火)6時 存在地域 フィリピンの東 移動 北西 20 km/h 中心気圧 1002 hPa 最大風速 15 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 23 m/s
暴風域を伴って沖縄に接近のおそれ
気象庁の予報では、この熱帯低気圧は5日後の12日(日)3時には沖縄の南にあって、中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/sで、暴風域を伴った強い台風に発達していると予想されています。 この熱帯低気圧は、太平洋高気圧の勢力やフィリピン付近で発生した台風13号との作用で、今後の進路の予想が難しくなっています。 世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、この熱帯低気圧は週末にかけて台湾や沖縄方面に近づく予測が多くなっています。その後の予測はさらに不確実性が高いものの、転向して東シナ海を進み、九州や本州などに近づく可能性も捨てきれません。 まだ予報の不確実性が高いため、今後の最新情報に注意してください。
次に台風ができると「台風14号」
もし次に台風が発生すると、昨日発生した台風13号に続き、9月に入ってから2個目で「台風14号」と呼ばれることになります。 9月は徐々に太平洋高気圧の勢力が弱まることで、台風が発生したときの進路が日本列島にかかりやすくなります。統計では、1年の中で台風の発生が最も多いのは8月ですが、日本への上陸が最も多いのは9月となっています。秋の台風は油断がで来ませんので、しっかり台風への備えを行うようにしてください。
ウェザーニュース
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