東京都が6日発表した新型コロナウイルスの死者は16人で、このうち40代が3人、50代が4人と中年の死者が目立った。40代、50代の7人はいずれも肥満や基礎疾患を抱えていたほか、6人はワクチンを未接種だった。都はデルタ株の流行以降、40代、50代の重症者が増え、亡くなっているケースが増えているとして注意を呼びかけている。
7人はいずれも男性。40代の男性1人が7月下旬にワクチン接種していた以外は、いずれも未接種だった。6人が肥満(うち1人は糖尿病)だったほか、1人が腎臓に疾患があった。
東京都の6日の新規感染者は968人で、7月19日以来となる1000人以下となった。一方で重症者は267人と依然として高い水準にあり、うち50代が106人が最も多く、40代も43人だった。
東京都によると、5日現在のワクチン摂取率は、40代で1回接種が55・3%、2回接種が35・2%、50代で1回接種が65・8%、2回接種が47・6%。20代(1回が41・3%、2回が24・0%)や30代(1回が45・9%、2回が27・6%)と比べると接種は進んでいるが、40代、50代の半数以上がまだ2回の接種が終わっていない状況となっている。
東京都の担当者は40代、50代の死者の増加について「デルタになって重症関連の40代、50代が多くなっていて、重症化の延長でこうい うケースが増えてきている 」と話した上で、「基礎疾患のある方、糖尿病や高血圧、肥満の人は療養で注意が必要だ。家族や保健所、かかりつけ医に相談し、細心の注意払って療養してほしい。感染しないよう 対策を徹底してほしい」と呼び掛けている。
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